こんにちは。まりもです。
3月に波照間島行った時のことを今更書きます。
波照間島に行く事に決めた経緯
そもそも僕めっちゃ星好きなんですよね。
宇宙とかブラックホールとか聞いたらワクワクしちゃうタイプの少年です。
大学の春休みでどっか星が綺麗な所行きたいなーとか考えていろいろ調べてたんですよ。戦場ヶ原、、野辺山、、城ヶ島、、とか。調べていくうちに、どうやら沖縄の離島の波照間島がヤバいという情報を入手しました。
1日目
初日はほとんど移動です。波照間島のアクセス方法は、羽田空港から飛行機で石垣島まで飛び、そのあと船で一時間かけて向かいます。
初日は船の関係で波照間島には行けない感じだったので、近場の竹富島に向かうことにしました。
高校の修学旅行以来の飛行機です。
ANAは機体がかっこよかったです。あとCAが美人ばっかり。
なんやかんやで石垣島離島ターミナルです。東京から2126kmとか書いてありますね。
わかりやすく言うとうまい棒約19327272本分の距離です。
何気なく開いたグーグルマップがえらいことになってた。もはや台湾じゃん。
船に揺られた10分ほどで竹富島に到着しました。
竹富島(たけとみじま)は、沖縄県の八重山諸島にある島である。沖縄県八重山郡竹富町に属している。八重山の中心地である石垣島からは、高速船で約10分程(約6km)の距離にある。人口は365人、戸数164戸
今回泊まった宿は「新田荘」という民宿です。沖縄の離島はほとんどが民宿です。
船着き場から宿まで送迎してくれたので助かりました。
宿に荷物を置いたら自転車を借りて島を散策します。1周6キロなので1時間もあれば回れます。手ごろ感。ナイス竹富島。
回るといっても観光スポットとかないので海に行きました。
めっちゃ猫いる。猫の大安売り状態。しかも近づいても逃げない。ていうか寝てる。
実は竹富島は猫島としても有名らしいです。猫目当てで来る人もいるとかいないとか。
都会の野良猫と違ってみんな穏やかでした。基本的に寝てる(二度目)
海にせり出してる西浅橋という橋です。
橋には人がたくさんいたので近寄れませんでした。そしてこの橋の先端に写ってる人(豆粒サイズ)たちが最高の出会いでした(後述)
竹富島は水牛という牛がたくさんいました。道に突然現れます。夜中に歩いてると何処からともなく水牛の鳴き声が聞こえてきます。めっちゃこわい。
竹富島の夜
そんでもって夜になりました。写真とかとってないんですけどご飯美味しかったです。
宿泊者と同じテーブルでご飯食べるんですけどコミュ障なのであんま話せませんでした。残念。
外を見たら晴れてるみたいなので、西浅橋まで行って星を見に行きました。
といっても曇気味だったのであまりいい星空は撮れず…。残念。
南十字星も一番上の星だけしか撮れませんでした。
この辺は地平線が曇ることが多く、南十字星を完全に収めるのはかなり運が良くないと難しいとのことです。
竹富島で出会った最高の旅人
あんまり思ってたような写真取れなくて悶々としてたら同じ宿の人達が星を見に来ました。
夕飯の時はあんま話せなかったから、頑張って星空解説とかしました。
といっても冬のダイヤモンドとか北斗七星とか北極星とか簡単な神話を交えた感じで軽く説明しただけなんですが、宿の人達がものすごい感動してくれてめちゃめちゃ嬉しかったです。
橋に寝転んで星を見ながらいろんな話をしました。
なんとその人達は年に二回竹富島に来てて、今回で20回目(回数は曖昧です)とかだったみたいです。
大ベテラン。
何度も何度も来てしまう魅力が、この沖縄の離島にはあるみたいです。
そんなに何回も来て何してるんですか? と聞いたところ、「この西浅橋で観光客を観察してる」とかなんとかいい始めました。
めっちゃ気になる。それするためにこの離島まできてるんかい。
詳しく聞くと、竹富島唯一の観光スポット西浅橋には観光客があつまり、その観光客の行動には法則があるらしいです。
以下、覚えてる範囲でその方が語ってくれた言葉です。
「ここでゴザをひいて寝転んでるねん。そした遠くの方からキキーッ!って自転車の音が聞こえるのよ。俺らはそのブレーキの音で来た人数と性別がわかるね。女は大体ブレーキの音がうるさい。
そんで駐輪場に自転車止めたら4~5人でワイワイこっちに向かってくる。そして海と橋を見てかならず写真を撮る。これ100%ね。そのあと橋には行かず、海岸線を歩くことが多いね。そんでここでもう一枚写真を撮る。女子大生ならここでジャンプしながら写真取るねん。ワンジャンプかますねん。
そのあと橋に来るのよ。(その人達は橋の一番先端でゴザひいて体を焼いてる)。橋から海を見て魚がいることに感動する。これも100%。うわ~魚いるよ~ってやかましいわ。海なら魚くらいいるわ。
そんでとりあえず橋の先端まで行こうってなるのよ。でも先端には俺からが居座ってるからちょっと気まずそうに通り抜けていくわけ。それで先端まで行ったらまた写真撮影。これ3回目。
でもね、この時期その時間は先端から写真取ると逆光になるのよ。そこですかさず俺たちの出番。よかったら写真撮りましょうか?っていうわけよ。これがまた面白くて、へんてこりんはポーズを要求してもみんな旅行でテンション上がってるからみんなその要求を飲んでくれるわけ。俺の楽しみは観光客をへんてこりんはポーズで写真に収めて心の中で爆笑することだね。」
正直アホかと思いましたが、めちゃくちゃ感動しました。
だって昼間に西浅橋に来てた人ほとんどいま言ってた行動してましたから。
この人達の情熱は本物でしたね。
なんで竹富島まできてこんな暇つぶししてるかは知りません。
そんな話をしながら撮影していた写真です。
なんか色々微妙ですが話が面白かったから満足です。
下の赤い光はその人のタバコの光です。
深夜テンションの中色々話しました。
主に自分の周りの人の恋愛事情とかです。
もう二度とあうことなんて無いでしょうから、言ったらだめなことまで言いました。
一度きりの関係って気兼ねなく話せたりしてちょっと楽しかったです。
また会いたいけど。また遭遇したらいろいろ話しちゃってるからまずいですけど。
その人たちとの会話の中で一番印象に残った台詞は「俺たちは、自分たちが現在の社会の中でどの程度の需要があるかを確認するために合コンに行く」ですかね。
話の流れで合コンになって僕が「そもそも何のために合コンに行くんですか?」って聞いたらこの答え。
天才かよ。たぶんこの言葉を忘れる事は無いと思います
二、三、四日目
そんな感じで2.3.4日目です。
波照間島は基本的にのんびりしてたので3日間まとめです。竹富島に別れを告げ、石垣島から船で1時間の旅です。波があって船揺れるしみんな酔ってました。僕は1粒300円の酔い止め飲んでたんで平気でした。
そうです。日本最南端です。正確には有人島最南端です。到着したらレンタルサイクルして波照間島の中でも一番南にある場所に向かいます。
有人島最南端の地
おお…
おお〜〜〜〜〜〜!!
来たぞ最南端!!!!
いい感じの石碑がありました。来てやったぞ感。最南端感。
そしてこちらが最南端にある星空観測タワー。
ここでプラネタリウムとか星座解説とかしてたりします。
基本的に田舎なのでラウンドワンとかスタバとかパンケーキ屋とかはありません。上の道がずっと続いてます。リアルさとうきび畑。圧倒的ざわわ。迷いそう。
ハテルマブルー
波照間島は海の綺麗さでも有名です。「日本一綺麗なビーチ」とか言われてるらしいです。僕泳げないんですけどとりあえず行ってみました。
え?
え???
めっちゃ綺麗。神かよ。なんで水色なの? 浅葱色? サディスティックブルー??
ちなみに無加工です。
よく女子大生がツイッターで海の写真貼付して「海楽しかった☆ちなみに無加工です」とか言ってるのを見かけるたびに片っ端からブロックしてたけど、たしかに言いたくなる。そんくらい綺麗な海でした。
噂によるとダイビングとかも盛んに行われてるらしいです。島が南に位置してるので南国でしか見れない魚とかがいっぱい見れるらしいです。僕は腰より深いところに入ると溺れるので潜ってません。
同じ宿には自転車で日本一周をしてる大阪の方がいらっしゃいました。
なんでも波照間島の居心地が良すぎて1泊の予定がもう3泊もしてしまってるそうです。
自分もいつか自転車で波照間島行ってみたいですね。チャリできた。
波照間島で出会った最高の旅人
あと同じ宿には通称「虫ちゃん」がいました。なんだそのあだ名って最初思いましたが、どうやら山形からはるばる波照間島まで虫を捕獲するために来たみたいです。
19歳女子大生の一人旅で波照間島です。そんで目的は虫の捕獲。世界は広い。
しかし、虫ちゃんの虫にかける情熱は本物でした。よくわからないけど波照間島にいる珍しい虫について永遠と語ってくれました。
何を言ってるかほとんどわからなかったけど、一つのことをこんなに語れる人は素晴らしいって思いました。けどそれを伝えたら口説いてると思われました。なんでやねん。
虫ちゃんはどうやら蝶とかの標本を作ってるみたいでした。エミール的な。
あとお高めの虫取り網を持参してました。補虫網って言うみたいです。
虫ちゃん「この補虫網はね、持ち手の所がカーボンで出来てるの。軽くて丈夫。しならないから虫を素早く捕まえられる。うらやましい?」
いや別に… 。
って思ったけど僕も自転車の素材をカーボンにしたかったりするし何となくは分かりました。ちなみに波照間島に来た理由は「ハテルマって語感がよくない?」らしいです。今時の女子大生のアクティブバージョンみたいなこと言ってた。
虫ちゃん「虫を捕まえるために補中網持ちながら砂浜歩いてたら前の方をアベックがあるいてて私の方をチラチラ気にしてた。多分私に捕まえられると思ったっぽい。」
虫ちゃんハンパない。あとカップルのことアベックって言ってた。あんた何歳だよ(19歳)
波照間島のマンホールは所々南十字星をモチーフにしてます。おしゃれ。
撮影した星空たち
これは冬の大三角とカノープス(左下)です。
東京だと地平線スレスレで見れたらラッキーな星ですが、波照間は緯度が低いため余裕で見えました。
北斗七星と北極星です。
東京だと北極星は35度くらいですが波照間だと24度です。違和感。
オリオン座。
オリオン座しか撮ってない。
結局波照間島では南十字星を写真に収める事は出来ませんでした。天頂付近は晴れるのですが地平線は曇ってる事が多かったです。
ざんねん。
ですがまあ相当綺麗だったので満足です。それにまたここに来る理由ができたしよかったという事で。
購入したお土産
波照間島でのみ製造されている伝説の泡盛といわれてる「泡波」を入手しました。
一本500円くらいですが島外だと10倍くらいに値段がふくれあがるとか。
まとめ
そんな感じでまりもの波照間島&竹富島旅行記はおわりです。
正直、星が見れればいいと思ってたのですが、旅先で出会うひとたちが個性的すぎて星そっちのけになっちゃた感じも否めなかったです。
楽しかったからよしとします。
波照間島はマジで一人旅におすすめです。
田舎が好き、人が好き、海が好き、魚が好き、星が好きなどいろんな人に来て欲しいです。また行きたい。ていうかこの旅が終わった二ヶ月後にまた波照間島行きました。そのことも近いうちにブログに書きます。
追記
続きの記事書きました~~!